- 2009-04-12 (日) 21:52
- マンガ・考
白土三平を初めて知ったのは貸本単行本漫画である。
もちろん代表作といってもよい「忍者武芸帳 影丸伝」である。
この漫画に私は強烈な感銘を受けた。
作品に登場する忍術に対し、科学的・合理的な説明と図解がついており、子供の頃の私は、おおいに納得したものであった。
それまでの忍者漫画のようにドロンと消えてしまうような荒唐無稽の忍術ではなく、合理的な説明があると、う~ん、そうなのかと感心してしまった。
毎回、読み終えると新作が出るのが待ちとおしかった。
他にも「カムイ伝」「サスケ」などの人気作品はあるが、私は「忍者武芸帳 影丸伝」が一番、好きだった。
また、特に「カムイ伝」は白土三平が「赤目プロダクション」を設立して、スタッフ制で大作の作品を制作したせいか、画風が変わってしまった感じがした。
当時、私はこの「カムイ伝」は白土三平の直筆ではないなと思い、いまいち作品を評価できなかった。
それでも「忍者武芸帳 影丸伝」だけでも、私にとっては敬愛する漫画家である。
人によっては白土三平を劇画家と呼ぶこともあるが、私は漫画家であると思っている。
「カムイ伝」は2000年に第2部が終了し、第3部が構想中とのこと。
70代後半の年齢になる白土三平が、まだ、創作意欲があるのは賞賛されることである。
第3部を楽しみにしよう。
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